機材・道具

薄いバーテープを使う理由。

投稿日:2017年4月10日 更新日:

消耗品の1つである「バーテープ」の選択で悩まれた選手も多いのではないかと思います。
「バーテープ」は色の選択やデザインだけでなく、メーカーによっては握った際の厚さも選択できます。
ヨーロッパのような石畳を走らない限りは、「バーテープ」に求める機能は「滑り止め」としての目的が大きいのではないかと考えています。

そんな「バーテープ」ですが僕は強いこだわりがあります。
写真は僕の手のひらの写真です。

恥ずかしいのですが、僕は小指が薬指の第一関節に届かないぐらい短いのです。
そのことが理由で「バーテープ」はできるだけ厚みの少ない、薄い「バーテープ」を好んで使用しています。
今までも一般的な厚みの商品を使用したことがありましたが、分厚い「バーテープ」の場合はスプリント時の出力が落ちてしまいます。今までの一般的な厚みの「バーテープ」の場合は、できるだけ引っ張りながら、できるだけ薄くなるようにしてきました。今までのメカニックにはかなりわがままを言っていました。

ハンドルの太さは手の大きな選手も、手の小さな女性までもが基本的には同じ太さです。
選手によって、太いハンドルを握る方が力の出る選手は問題ないですが、僕のようなハンドルを握りこみたい選手や、手の小さな女性には薄い「バーテープ」をお勧めします。
しかし薄い分、分厚い「バーテープ」よりは振動を吸収してしまいますので注意も必要です。

チームはスポンサーである「OGK KABUTO」のバーテープを使用しています。
僕はその中でも最も厚みのないこちらのモデルを使用しています。

OGK KABUTO(オージーケーカブト) プロフィットバーテープ [超薄手タイプ] BT-06 ブラック
この「バーテープ」は薄い以外にグリップ力がすごいです。

しかしデメリットがあります。
「バーテープ」を交換する際に、この写真のように「バーテープ」の内側に付いている両面テープがハンドル側にかなり残ってしまいます。

これを取る作業が結構時間を費やしてしまいますが、僕はこの「バーテープ」を巻く前に、ハンドルにビニールテープを巻いています。
そうすることで写真のようにビニールテープを剥がしていくだけでハンドルが綺麗な状態になります。

「OGK KABUTO」の「バーテープ」を使用される際は、「バーテープ」を巻く前にハンドルにビニールテープを巻いておくことをお勧めします。
「OGK KABUTO」の「バーテープ」に限らず、ハンドル側に両面テープが残ってしまい苦戦した方は参考にしてみてください。

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