宇都宮での合宿も今日が最終日となり、今日は「宇都宮ブリッツェン」の選手と「ツール・ド・とちぎ」の第2ステージの全コースを試走してきました。
開幕戦を宇都宮で走り、そのまま宇都宮で合宿して「ツール・ド・とちぎ」のコースを下見・試走してすごく良かったと感じています。
日本のロードレースではほとんどが周回コースで行われます。今回の「ツール・ド・とちぎ」は「ツール・ド・北海道」や「ツール・ド・沖縄」と同じ「ラインレース」で行われるからです。「ラインレース」は周回コースと異なり、街から街へレースするために一度走ったコースをほとんど走りません。
周回コースの場合は毎周回ゴールラインを通過することが多いので、スプリント勝負になった場合はどこからスプリントを開始するべきかなど考えながらレースを走ったりもできます。
「ツール・ド・とちぎ」は今年が第1回目の開催で更に「ラインレース」となるとコースを下見・試走しておくことで大きなアドバンテージになりました。
今日一緒にコースを案内してくれた地元の「宇都宮ブリッツェン」の選手やスタッフには感謝しています。
僕自身の中で今日はコースの下見・試走を行う以外にもう1つ大きな目的がありました。
「スペアシューズ」のクリートの位置・ポジションを出すことです。
今日のトレーニングの第1の目的はコースを頭に記憶させることです。なので今日は普段のトレーニングと異なりトレーニングメニューは無くノーメニューでした。
そんな今日はシューズのポジションを出すことを行いましたが、他には新しいパーツを試すには今日のような日を利用することをお勧めします。
去年から僕は「スペシャライズド」のシューズを履いています。
僕の場合は左右同じ位置にクリートをつけています。
スペアシューズも、今まで使っていたシューズのクリート位置と全く同じ位置にセットするため、メジャーやノギスを使いクリートの前後位置から角度を合わせていきます。
寸法上クリートの位置を同じにしてから今日のトレーニングでは写真のようにシューズを履いてトレーニングを行い、休憩で止まった際には逆も試し違和感がないか入念に確認します。
同じシューズで、シューズのソール側で寸法上を同じにしていても実際に走ってみるとポジションが出ていないこともあります。そんな時には最終的に自分の感覚を僕は優先します。
シューズも人が作っているものですので全く同じ寸法のものは無いんではないかと考え、皆さんも自分自身のポジションの出し方を見つけてください。