全国的に梅雨も終わり、最近では気温が高くて困ります。天気が快晴でも急に天候が変化し雷雨にも気をつける必要があります。
チームメイトにはスペイン人選手が2選手います。そのスペイン人選手にスペインの夏も日本と同じぐらい暑いのか?と質問しました。
気温は日本と同じぐらいの日が続くことがあると言っていましたが、日本ほどジメジメ(湿度が高い)していないので日本と同じ気温でもスペインの方が過ごしやすいと言っていました。
普段普通に生活していても、気温と湿度で体力は奪われます。
そんな環境でレースやトレーニングを行うとなると更に体力の消耗は激しくなると考えられます。
気温や湿度が高い中でもレースはあるので、暑さ対策として普段のトレーニングも同じ厳しい環境でトレーニングを行うことは必須になります。しかしそのいつも以上に体力の消耗が激しくなってしまう環境の中でトレーニングを継続していると僕の場合は必ずどこかで一気に疲れが出てしまい、トレーニングどころではなくなってしまうことも過去にはありました。
また気温・湿度が高い中でトレーニングを行う際には、涼しい時と比べると出力(パワー)も下がってしまう選手も多くいているのではないかと思います。
結果的に環境の影響で本来出せるはずのパワーが出せないと、自分の身体の筋肉に刺激(トレーニング)を入れることができていませんので結果的に運動強度の低いトレーニングを行っているとも考えることができます。
理想としては、涼しい環境で本来出せるはずの自分のパフォーマンスを気温・湿度が高い環境でも出せるようにすることです。
そのために気温・湿度が高い環境でトレーニングを行う必要もありますし、その厳しい環境ではいきなりパフォーマンスを出すことができない選手は、室内で涼しい環境を作ってしまい本来のパワーでトレーニングを行い身体・筋肉に刺激を入れておく必要もあると僕は考えています。
またこれらの情報も「パイオニアのペダリングモニター」でのトレーニングデータを「CYCLO-Sphere」にアップロードすることで、トレーニング時間に対しての平均パワーの最高値もわかりますし、最近1か月間や1週間のトレーニング時間に対してのパワーを照らし合わせることで、暑くなってきてパワーが出せていないなど、自分のパフォーマンス、トレーニングの内容を見直すことが簡単にできるので確認してみてください。
長らく環境の影響で本来出せるはずのパワーが出ていない場合は、室内で涼しい環境を作り上げ筋肉に刺激を入れることも今後パフォーマンスを上げていくには必要になってくるんではないかと僕は思いますので、参考にしてください!