今までの投稿では「TSS」の数値を計算することで「回復日・休息日」の入れるタイミングの目安ができるということを紹介してきました。
またそれらのことは僕自身も、チーム合宿時の「回復日・休息日」の日を決める際にも役立っています。
それらは自転車の上でのトレーニングを行った際の、数値から導いた手段です。
トレーニングを行なっているのは生身の人間です。1年間365日の全てを自転車競技のために生活するということは、毎日同じ時間に起き、同じ食事を食べて、トレーニングを行い、同じ時間に寝るとこができれば限りなく体調・調子の波は少ないと思います。
しかしそのようなことは不可能に近いです。その不可能に近い生活ができるのが「プロ選手」だと思います。
そんな各競技にはそれぞれ「プロ選手」がいていますが、そんな「プロ選手」でも調子の波はあります。
毎日のトレーニング計画を立てていても、調子が悪く行えないときも出てきます。
もちろん僕自身も自転車競技のことを常に考え生活していても、調子が悪い日は出てきます。
そこで重要になってくるのが、その調子の悪い理由が何であるかを原因を突き止めることだと思います。
人間は季節によって、流行する風邪というのは避けることができません。
「インフルエンザ」や「胃腸炎」にかかると普段の生活も仕事することも困難になりトレーニングどころではないと思います。
そうなると自転車競技のことを考えた際には、まず元の体調に戻すことが最優先になり体を「回復」させることが最も重要になります。
そこで普段のトレーニングも風邪はひいていないが、調子が悪く普段の「パワー」やパフォーマンスを出すことができないとします。
そこで休むべきか?トレーニングを継続するべきか?は選手にとって難しい問題です。
これは僕の場合ですが、精神面からくる場合で今日は気持ちが乗らないから調子が悪いと場合、精神面からくる問題の場合は一度気持ちを整理させて行うようにします。
写真は気持ちが乗らず、気持ちをリセットさせている写真です。笑(私有地で寝転んでますので安心してください)
精神的理由の場合は、気持ちを整理させることで9割以上の場合、トレーニングメニューをこなすことができます。
数値的には、身体は疲れていない数値なのに調子が悪いと言う肉体的に問題がありいつものパフォーマンスが出ない場合は、僕は即トレーニングを中止し、回復に努めます。
予定ではトレーニング日なのに、予定外の「回復日」になった際などど場合に気軽に相談やトレーニングの日程を変更する相談ができる個人のコーチがいると心強く、次のトレーニングに備えることができます。