今シーズンの初戦を3月18日に控え、チームは鹿児島県鹿屋市(かのやし)で今年2回目の合宿を行っています。
鹿屋体育大学が僕の母校でありますが、久々に鹿屋を訪問するとトレーニングコースを覚えているかという不安になることもあります。しかし4年間毎日のようにトレーニングを行ってきた環境なので、どれだけ期間を開けて訪問しても快適にトレーニングを行うことができています。
今日はそんなチームの合宿の様子をお伝えします。
朝7:30分に合宿所を出発し歩いて朝食を食べに向かいます。
この日は朝から爆風で歩くスピードも落ちるほどでした。
写真を見てもらうと、どの方向から横風が吹いているかわかってもらえると思います。笑
朝食もチームメイトと楽しく会話をしながら、炭水化物中心の食事をとります。
この時期はまだダイエットに成功していない選手や、ダイエット中でも朝食はしっかり食べる選手、ダイエット中の為に必要最低限しか食べない選手がいたりと、選手によって食事の取り方や量は異なります。
朝食を済ませ10時からトレーニングに出かけます。
レース前や、レースシーズン中のトレーニングではパワートレーニング、各選手のレベルに合わせたトレーニングメニューを行うことが多いので、この日も約9kmの上り坂で各自のトレーニングを行いました。
なので乗り出し約1時間はウォーミングアップを目的に選手全員で上り坂のふもとまで走ります。
トレーニングメニューを行う前は写真のように各選手でその日行うメニューの確認、トレーニング終了後の集合場所なども確認し合います。
写真のように、同じメニューを行う予定の選手がいる場合は一緒に行う場合もあります。
そしてトレーニング終了後はトレーニングデータを解析します。
時間に対してどれほどの強度で身体に負荷をかけることができたか?
を主に確認するのですが、
オーバートレーニングになっていないか?という内容を確認する上では、
「TSS」(トレーニング・ストレス・スコア)を見ることもあります。
こちらのブログで予告させていただいた
「休息日」を入れるタイミングもこの「TSS」を見て判断する場合もあります。
その「TSS」とは
100が基準となり「FTP」で1時間走り続けた強度が「TSS100」となります。
この「TSS」の数値が時間に対してどれくらい出ていたか?
直前の休息日から何日目で「TSS」の合計がどれくらいか?
などを解析し「休息日」を入れるタイミングを数値で決めることもできます。
しかしこれも選手個人で回復スピードが異なりますので、自分自身を知っておく必要があります。
実際に僕自身も数値だけでなく、自分の感覚もとても大切な指標にしています。