近年パワーメーターが数年前に比べプロ選手は勿論ですが、急速に一般ライダーにも浸透してきています。
そんなパワーメーターを有効的・効果的に使えている選手は少なく、実際に使い方がわからないという選手も多くいると思います。
先日こちらでパワーメーターについては書きました。
http://yoshidahayatonara.com/?p=108
20分間・1時間を一定の時間や自分が目標にしている時間を全力で走った際にパワーメーターがあるとパワー(ワット)数値で表示されることによりその時のパフォーマンスを把握することができます。
空気抵抗・体重が同じ場合に限りますが、時間に対してのパワーが
より高いパワーを出せるようになることでより速く、強く、自分のパフォーマンスが上がったことになります。
自転車競技・ロードレースは風の影響を受けやすい競技です。
例えば
時速30KMで走ることを目標とします。
追い風では少ないパワーで目標のスピードを出せるのに対して、向かい風ではより
高いパワーを必要とします。この場合、スピード(時速)でトレーニングを管理した際には
追い風と向かい風では身体に掛かる負荷が異なり、トレーニングの狙いが変わってきてしまうのがイメージできると思います。
パワーメーターを使い、追い風も向かい風も同じパワーで走ることにより、風向きによりスピードは異なりますが
身体に掛かる負荷を同じにすることができトレーニングの管理がしやすくなります。
パワートレーニングを行っていく上で必要なのが自分のパフォーマンス、自分を把握する必要があります。
そこで自分の「FTP」を知る必要があります。
「FTP」とは?
「Functional Threshold Power」の略で、日本語に直訳すると「機能闘値」。
簡単に言うと「1時間維持することが可能な限界の平均パワー」です。
自分の「FTP」を知ることでパワートレーニングをスタートできる準備の完了ですが、その測定の仕方ですが
1時間全力で走ることが可能ならその数値になるのですが、それを行うにはペース配分や精神的にもまた日本の場合だとノーストップで信号にも引っかからずに走り切ることは難しいでしょう。
以下のやり方を参考までに
①ウォーミングアップ
②5分全開走
(④前に少し体を疲労させる必要があるみたいです。)
③数分レスト(休憩)
④ポイントの20分全開走
20分全開走の平均パワーの95%が「FTP」になります。
今日は「FTP」という用語とその測定方法の紹介でしたが、「FTP」活用方法についてはまた後日具体的に紹介します。