昨日の「ツインリンクもてぎ」で開催されたエンデューロや普段トレーニングを行っていても「パワーメーター」を自分の自転車に取り付けている選手の多さに驚きます。
そして僕自身も、地元に滞在している時の週末には実業団でレースを楽しまれている一般のレーサーとトレーニングを楽しませていただいています。
その地元でトレーニングする際には少し前までは違いましたが、今ではパワーメーター使用率も「100%」となり地元でのトレーニング会でも「パワートレーニング」について話は盛り上がります。
また「インターネット」や「本」などで「パワーメーター」の情報も簡単に手にはいる時代です。
このようなことは全てメリットになりますが、このようなことのデメリットとしては間違った解釈をしてしまうと間違ったトレーニングを行ってしまうことではないかと思います。
またそんな中でも今日はよく質問される「TSS」についてです。
「TSS」は1時間全力で走った際に「100」となります。
全力で近い出力(パワー)で走り続けると「TSS」も高くなります。
逆に言うと、ゆっくり自分の楽な出力(パワー)で走っていても「TSS」は稼ぐことができます。
なので必ずしも「TSS」が1か月や1週間で考えた際に、高ければ高いほど良いトレーニングとは限りません。自分を含め多くの選手の目標の1つである、「FTP」向上にも繋がらないことになります。
そこで重要になってくるのが、時間対してどれだけの「TSS」でトレーニングを行うことができたか?ということが重要になってくると思います。
レース展開に大きく左右されますが、レースのレベルは毎年同じレベルと考えます。そして自分の「FTP」が年々向上している際は、年々レースデータの「TSS」は低くなります。
しかし自分のパフォーマンス「FTP」が向上してもトレーニングでの目標とする出力(パワー)も高くなるのでトレーニングのキツさは変わりません。
各選手、目標は異なります。そんな中でも「パワーメーター」を有効に使い自転車を楽しんでいきましょう!