パワートレーニング・トレーニング方法

ウォーミングアップの仕方について。

投稿日:2017年3月5日 更新日:

自転車競技に限らずスポーツを行う前に、または学校体育の授業前でもウォーミングアップ(準備運動)を行います。

そのウォーミングアップを行う理由としては以下のことに注意・意識して自分は行っています。

①怪我の防止。
②スタート直後から自分のパフォーマンスを出せるように準備する。

この二点を重点的に意識しています。

自転車競技の場合、スタート直後からレース展開次第で高強度で走ることも求められるためウォーミングアップなしに走ると、身体も筋肉も温まっていない為に「肉離れ」などの怪我の可能性が予測される。
またロードレースでは競技時間・距離の長いレースになると5時間越え・200KM以上のレースから、逆に短いレースでは1時間以内・30KM以内のレースまで様々です。

自分の場合はチームオーダー(作戦)次第では距離の長いレース、日本の場合だと「ツール・ド・沖縄」のような前半のレース展開が予測できるようなレースの場合は、ホテルからスタート地点までの数キロの移動だけを自転車で走り、ウォーミングアップは全く行わない場合もあります。
その理由としては、レース前半1時間程度スローペースが予測される場合はその区間をウォーミングアップとして走るからです。

距離の短いレースや、距離は長いがスタート直後から登り坂などがあり自分のパフォーマンスを出せる状態にする必要がある場合はウォーミングアップが必要です。

普段のトレーニングからレースまで自分が自転車に乗り行っているウォーミングアップを紹介します。

パワーメーターを使います。

*10〜15分間(190w〜260W ケイデンス85回転以上)
行った後に
*1分間×1〜3SET(インナー・軽いギアで ケイデンス130回転以上)
です。

基本的には、普段のトレーニングからレース前までのウォーミングアップの時間、メニューは同じにしています。
レース内容によっては多少変化しますが、トレーニングでも強度を上げる前、レース前のウォーミングアップを同じにすることで「脳」にこのウォーミングアップを行った後から
始まる!スタートする!と動機ずける為です。

また自分は今までのチームメイトを見ていてもウォーミングアップの時間が短い選手です。
このメニューは参考程度にし、まずは普段のトレーニングから自分に合ったウォーミングアップの時間やメニューを探し出すことをお勧めします。
レース前というのはただでさえ余裕がなくなり、普段と違うことをしてしまいがちです。

レースでは最低でも普段のトレーニングで出せているパフォーマンスは出せるようにしましょう!

-パワートレーニング・トレーニング方法
-, , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

パワーメーターとは?

そもそもパワーメーターとは?ということですが 自転車を進める際にはペダルを脚で踏み込むことで進みます。その踏み込んだ際の力、ペダルに伝えた力を表示する計器です。 自分は写真の「パイオニアのペダリングモ …

合宿の風景・TSSについて。

今シーズンの初戦を3月18日に控え、チームは鹿児島県鹿屋市(かのやし)で今年2回目の合宿を行っています。 鹿屋体育大学が僕の母校でありますが、久々に鹿屋を訪問するとトレーニングコースを覚えているかとい …

パワーメーター・ペダリングモニターをコンディションにキープに使う。

色々なメーカーから「パワーメーター」がラインナップされてきている中で、チームの「サプライヤー様」である「パイオニア」の「ペダリングモニター(パワーメーター)」の強みは、他のメーカーには表示されない、「 …

FTPの測定が終わったら。次に

自転車競技ロードレースでパワーメーターを活用しパワートレーニングをこれから始めるという選手には自分のパフォーマンス・FTPを知ることであるとこちらのブログで説明させていただきました。 その測定が終わっ …

「回復日」・「休息日」の過ごし方。

自分自身のパフォーマンスを上げるためにパワーメーターを使いトレーニングを行っている選手は、僕自身も含めて多くいると思います。 トレーニングを行う目的や目標は、選手個人個人で異なってきますが、パフォーマ …

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。