自転車競技に限らずスポーツを行う前に、または学校体育の授業前でもウォーミングアップ(準備運動)を行います。
そのウォーミングアップを行う理由としては以下のことに注意・意識して自分は行っています。
①怪我の防止。
②スタート直後から自分のパフォーマンスを出せるように準備する。
この二点を重点的に意識しています。
自転車競技の場合、スタート直後からレース展開次第で高強度で走ることも求められるためウォーミングアップなしに走ると、身体も筋肉も温まっていない為に「肉離れ」などの怪我の可能性が予測される。
またロードレースでは競技時間・距離の長いレースになると5時間越え・200KM以上のレースから、逆に短いレースでは1時間以内・30KM以内のレースまで様々です。
自分の場合はチームオーダー(作戦)次第では距離の長いレース、日本の場合だと「ツール・ド・沖縄」のような前半のレース展開が予測できるようなレースの場合は、ホテルからスタート地点までの数キロの移動だけを自転車で走り、ウォーミングアップは全く行わない場合もあります。
その理由としては、レース前半1時間程度スローペースが予測される場合はその区間をウォーミングアップとして走るからです。
距離の短いレースや、距離は長いがスタート直後から登り坂などがあり自分のパフォーマンスを出せる状態にする必要がある場合はウォーミングアップが必要です。
普段のトレーニングからレースまで自分が自転車に乗り行っているウォーミングアップを紹介します。
パワーメーターを使います。
*10〜15分間(190w〜260W ケイデンス85回転以上)
行った後に
*1分間×1〜3SET(インナー・軽いギアで ケイデンス130回転以上)
です。
基本的には、普段のトレーニングからレース前までのウォーミングアップの時間、メニューは同じにしています。
レース内容によっては多少変化しますが、トレーニングでも強度を上げる前、レース前のウォーミングアップを同じにすることで「脳」にこのウォーミングアップを行った後から
始まる!スタートする!と動機ずける為です。
また自分は今までのチームメイトを見ていてもウォーミングアップの時間が短い選手です。
このメニューは参考程度にし、まずは普段のトレーニングから自分に合ったウォーミングアップの時間やメニューを探し出すことをお勧めします。
レース前というのはただでさえ余裕がなくなり、普段と違うことをしてしまいがちです。
レースでは最低でも普段のトレーニングで出せているパフォーマンスは出せるようにしましょう!