自転車競技ロードレースでパワーメーターを活用しパワートレーニングをこれから始めるという選手には自分のパフォーマンス・FTPを知ることであるとこちらのブログで説明させていただきました。
その測定が終わったら以下の通りに数値を整理します。
レベル |
FTP %比 |
L1 |
〜55% |
L2 |
56%〜75% |
L3 |
76%〜90% |
SST・スイートスポット |
88%〜94% |
L4 LT値 |
91%〜105% |
L5 |
106%〜120% |
L6 |
121%〜150% |
この表はFTPの測定が終わった際にあてはめていきます。
例えば自分のFTP・パフォーマンスを知るために以前紹介した20分全開走の測定を行います。
その測定結果が300wだったとします。
300wの95%がFTPとなりますので
300×0.95=285
FTPが285wということがわかります。
実際にFTPが285wの場合にあてはめた表が以下になります。
レベル |
FTP %比 |
L1 |
157w |
L2 |
160〜214w |
L3 |
217〜257w |
SST・スイートスポット |
251〜268w |
L4 LT値 |
259〜299w |
L5 |
302〜342w |
L6 |
345〜428w |
このようにFTPから割り出した自分の強度ゾーンをもとに、次は実際にトレーニングで時間とパワーを決めトレーニングメニューを作っていきます。
また僕が実際にどのようなトレーニングをしているかというのも紹介はしていきますが、僕の目指している走り方や強化したい脚質、出場するレースが同じ場合は、同じトレーニングメニューでも問題ないですが、選手によってヒルクライム・タイムトライアル・ロードレースで勝負どころで千切れない。などの目標が違う場合は、トレーニングメニューも異なってきますので注意が必要です。
本でもネットでもパワートレーニングについての情報は簡単に手に入れることができますが、随時自分の体調を管理したり、トレーニングのメニュー、その時の体調を理解しレースの走り方に対しても指示を行ってくれるような、第三者・コーチが必要なのも理解できます。
パワーメーターがあると、写真のように一人でトレーニングを行う際にもしっかり強度を保つことはもちろんのこと、ヒルクライムトレーニング時ではペース配分も行いやすくなります。
パワーメーターを使うとトレーニング時にトレーニング強度の管理が行いやすくなるのは理解してもらえたと思います。
次はそのパワーデータから自分のパフォーマンス、トレーニングの成果を出すのに必要な「休息日」の入れるタイミングについて書きたいと思います。