これから自転車競技を始める選手や、自転車競技を最近始められた選手がビックリするポイントの1つに
自転車選手は「すね毛」(脚の毛)を処理していることに驚かれか方は多いのではないでしょうか?
僕が考える脚の毛を処理する理由は以下の3点程があげられるんではないかと考えます。
①空気抵抗の削減
②怪我をした際に邪魔になる
③マッサージ時に邪魔になる
①の「空気抵抗の削減」はあの「スペシャライズド」が風洞実験を行って科学的に結果が出たみたいですね。
どれだけ速くなったや、どれだけのパワー(ワット)を削減できるかよりは、レースを走られる選手の約99%は毛を処理している選手が多いので、同じ条件にしてもらい皆さんもレースに出られる際は毛の処理をしてもらいたいです。
続いて②の「怪我した際に邪魔になる」とは、自転車競技では落車を避けることができません。
落車などの影響で怪我した際に、毛があると治療がしにくいことや、殺菌が入るからなどと僕は教えられてきました。
実際に僕自身が大きな落車を経験した際に、腕や脚全体に擦過傷してしまった際、脚は毛が無いために擦過傷を洗ったり、消毒がスムーズに行えたことを覚えています。
僕は腕の毛は処理していませんのでそんな小さな少ない毛が影響し、洗う際や消毒の際にも苦戦したことを覚えています。
また怪我の始めの処理は大切と考えます。
その理由もこの時に怪我した擦過傷では、腕よりはるかに脚の方が大きな怪我だったのですが、腕よりも脚の擦過傷の方が早く治り、怪我の跡も残らなかったからです。腕は毛が邪魔で始めの処理が時間がかかったために怪我の治りも遅く、怪我の跡も今でも残っています。
最後③の「マッサージ時に邪魔になる」とはですが、今回のステージレースでは毎レース後に写真のようにマッサージを受けます。
写真は背中ですが、脚も同じようにマッサージを受けます。
また自転車レースではスタート前に、脚を中心に「スタートオイル・アップオイル」を写真の「佐野選手」ように塗ります。
その理由は筋肉のパフォーマンスを最大限に発揮させる目的や、気温の低いレースでの怪我の防止などが狙いです。
また僕のオススメは脚だけで無く「背中・腰・お腹」に塗って普段のトレーニングやレースを走っています。
皆さんも試してください。
そしてチームは以下の「イナーメオイル」を使用しています。
このオイルは気温や使う用途で色々種類がありますので、自分にあったオイルを見つけてください。