僕たちが乗っているロードバイクは、レースのルールにあるように
ロードバイクの総重量が「6.8kg」以上でないといけません。
ロードレースの場合は、「平坦・上り坂・下り坂・アップダウン」など様々な起伏の激しいコースを走るために選手自身の体重管理はとても重要です。
選手自身の体重管理と同じぐらい重要になってくるのがロードバイクの総重量でもあります。
可能な限りロードバイクを軽量化し、ルールの「6.8kg」に限りなく近い重量に仕上げることを僕は求めています。しかし軽量化しすぎてロードバイクの剛性が落ちるのもよくありません。
なので各選手、「ホイール・ハンドルの素材・フレーム」などの好みや選択も異なります。
選手が乗っているレースで使うロードバイクは無駄なパーツは省かれ、まさにレースで勝負するための仕上げられています。
しかし、レース中は「落車・パンク・メカトラ」などはいつ起こるかわかりません。
中でも「メカトラ」とはロードバイクの機材トラブルのことをいいます。例えばギアを変速できなくなる。ワイヤーやチェーンが切れるなどがあります。
そんな色々なトラブルが起こった際に、自分の身体は問題ないがロードバイクが何らかのトラブルでレースを走れなくなった際に、監督とメカニックが乗っている「チームカー」から助けてもらうことができます。
「ワンデイレース」・「ステージレース」に限らず、基本的に「チームカー」はメイン集団の最後尾に各チームの「チームカー」が走っています。
しかし短い周回コースやクリテリウムでは走らないことが多いです。
「チームカー」の役割はトラブルの対処だけではありません。
写真のようにボトル(水)や補給食も用意してもらっていますので、主にその日アシストを任せられた選手がチームメイト分のボトルなどを運びます。
時には選手だけでは判断できないレース展開になった際にチームの1人が「チームカー」に乗っている監督に指示をもらいに行く場合もあります。
自転車ロードレースは「監督・選手・メカニック・マッサージャー・スタッフ」全員がまとまった「チームワーク」が必要で、そのようなチームが結果を残すことができるんではないかと思います。