「ワンデイレース」や「ステージレース」ではレース中に必要になる情報が異なることがあります。
「ワンデイレース」では、「ステージレース」のように、「スプリント賞」や「山岳賞」が設定されていないことが多いです。その為レースの勝負所となるポイントを事前のチームミーティングなどで確認することで準備することができます。またマークすべき選手もゼッケンを見ればわかることが多いです。
例えばjproツアーのレースでは1チーム最大8人の出走が可能です。
写真を見てください。
ゼッケン1〜8が「宇都宮ブリッツェン」で、次が「マトリックスパワータグ」になっていますが、「マトリックスパワータグ」のゼッケンは11〜18になります。
各チームに、必ず下一桁が1のゼッケンが当たるようになっています。
その理由は下一桁が1の選手が、エースナンバーといいチームのエースが本来付けるゼッケンなのです。
なのでレース中では、下一桁が1のゼッケンの選手は要注意、マークすべき選手の場合が多いのです。
「ステージレース」では各チーム個人総合優勝を目指しますが、「UCIポイント」獲得も大切です。
個人総合優勝が現実的に難しいチームや選手は、ステージ優勝を目指したり「UCIポイント」獲得に目標を切り替えてレースを進めることがあります。
そして、「ステージレース」では色々な賞が用意されていますので、チームの目標がエースの総合順位や、チーム総合順位、山岳賞を狙う、など複数ある場合はレース中も色々なことを考えながらレースを進めます。
そのような場合には絶対に狙うべき目標の優先順位を、チームメイト全員が理解しておく必要があります。
「ツール・ド・とちぎ」ではチームの必要な情報を「ステム・トップチューブ」に写真のように書いて貼ってレースをしました。
ステムに貼っている、白色のテープに書いているのはコースに設定された各賞のポイントです。
紫のテープは今回のレース「マトリックスパワータグ」がマークしていた選手です。
僕は出来る限り暗記するようにしていますが、このように「ステム・トップチューブ」など、走りながらも確認しやすい所に書き出し、貼り付けます。
皆さんもレース情報以外にも、きつい時に見ると更に追い込める「言葉・写真」など貼ってみてはどうですか?