機材・道具

旧型ペダルを使う理由。

投稿日:2017年3月2日 更新日:

ペダルは自転車ロードバイクと選手が常に接地してる箇所です。

自転車競技を行っている方は、ポジッションで悩まれた方、今も悩んでいる方も多くいると思います。
そんなポジッションの悩みが出る多くのポイントは、自転車と選手の接点時間の多い箇所になります。

ペダルもスタックハイト(ペダルの厚み)が変わるとサドルの高さが変わってしまうのでポジションのセッティングで大変になります。
なのでペダルを交換される場合は注意が必要になります。
というのも
同じメーカーでもスタックハイトが異なるモデルが存在するのと、当然メーカーが変わるとスタックハイトも異なりますので注意が必要です。
シューズの場合はシューズの裏の厚み・形・スタックハイトも各メーカー異なるため、シューズ交換の際も同じことが言えますので注意が必要です。

僕は中学生からシマノペダル。当時はSPD。今ではSPD-SL。と進化し続けています。


左  (2007年発売 PD-7810)
中央 (2010年発売 PD-7900)
右  (2017年発売 PD-R9100)

また気になるのでこの3種類のペダルを実測で測ってみました。

まずはPD-7810は278g。


PD-7900は248g


今年発売の最新モデルPD-R9100は233g

重量はカタログ値とほとんど狂いがありませんでした。
ペダルの剛性も同じみたいです。

剛性が同じで重量が軽くなるなら自転車競技を行われている選手としては最高の条件です。

ですがたまに聞かれる、質問されるのですが
今でもちょうど10年前に発売されたペダル(PD-7810)を好んで使用しています。
理由は

①重い。
②ホールド感・剛性が高い気がする。
の二点です。

先ほど剛性が同じで重量が軽くなるなら最高と言いました。確かにそうなのですが
国際レース・JPROツアーのレースを走るためには
ロードバイクの総重量を「6.8kg」以上にしないとレースを走れないのです。

そして自分のレースバイクの総重量が丁度「6.8kg」なので今以上に軽量化ができないことになっています。
それが一番の理由です。

自分よりも体重もパワーもあるワールドツアー選手が今年の新型ペダル(PD-R9100)を問題なく使用しているので、自分のロードレーサーを45g以上重くして
例えば、 RD(リア変速機)にビッグプーリーを付けチェーンを長くすることで自転車ロードバイクの重量を重くして重量規制をパスし
新型ペダルを使おうと思います。笑

-機材・道具
-, , , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

全日本選手権大会ロードレース 2017

日程  :2017/6/25 レース名:全日本選手権大会ロードレース 距離  :14km×15周回=210km 結果  :DNF ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 毎年この時期に開会される「全 …

自転車チェーンオイル(Vipro’s ヴィプロス)

ママチャリ・クロスバイク・ロードバイクなど、普段から自転車を楽しまれている全ての自転車乗りの消耗品の1つである「チェーンオイル」。今では科学的にこのオイルを使うと「○○W」減少など興味深い「チェーンオ …

空気圧計の紹介。

今日から日本一を決める大会の「全日本選手権」が始まりました。チームそして僕自身も青森県の八戸市に到着しています。 そんな今日は、「個人TT(タイムトライアル)」が開催されました。 チームからは「TT」 …

クリート位置・クリートフィッティングについて

これから自転車ロードバイクを趣味で始めようとしている方から、既に趣味としてレースも楽しまれている方、プロ選手も含めて「ポジション」は自転車乗りの永遠のテーマであり、悩みでもあると思います。 そんな中で …

高価な補給食。

「自転車ロードレース」に限らず「トライアスロン」や「マラソン」などの有酸素運動では、他の競技とは異なり競技時間が長いことがほとんどです。そうなると競技中に水分補給を行うことは、自分の運動パフォーマンス …

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。