機材・道具

タイヤ・リム幅について。

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自転車ロードバイクを全く知らない方が、ロードバイクを見たり触ったりした際に、まず初めに驚かれるポイントの1つに「自転車の重量の軽さ」と「タイヤの細さ・幅」に驚かれることが多いのではないかと思います。

タイヤ幅に関して、今までを振り返ってみると僕が高校生や大学生の頃では「21mm・23mm」が主流でした。
その「タイヤの細さ・幅」に関してはここ数年で「25mm」幅が主流になりつつあります。
それは各メーカーのホイールが「ワイドリム化」(ホイールの幅が広くなった)ことも1つの理由ではないかと考えれますが、プロ選手が「25mm」幅のタイヤを使用する選手が多くなってきてホイールが「ワイドリム化」してきたのかはわかりません。

自転車競技はスピード・タイムを競う競技です。
僕自身も自分でホイール・タイヤ幅のワイド化に関して調べてみると、同一空気圧の際には路面に対する設置面積がタイヤ幅が大きい方が、少ないなどのメリットもあるみたいです。
また自転車ロードレースでは、屋外の競技ですので屋外の場合は正面からの風以外にも横風や横斜め風も受けます。その正面からの風の場合は、細いリムに細いタイヤは有利ですが、横風や横斜め風に関しては、ロードレースでは多く正面以外から風を受けているみたいで、その際にはワイドリム・ワイドタイヤの方が有利みたいです。

僕自身の感想ですが、「トラック競技」ではフレームも1ミリでもエアロにし、タイヤ幅も「19mm」が主流です。トラック競技では室内で行われることが多いことにより正面からの風の影響が多いのがイメージできますが、実際に乗車したフィーリングは間違いなく細いタイヤの走行感が僕は軽く感じています。
「細いタイヤ」でグリップ力や乗りごごちが足らないと感じている選手は、「太いタイヤ」を使用するのは良い選択だと思います。
メーカーの方にもワイドリムのメリットについて直接聞いた際にも空気抵抗よりも先に「剛性が高くなった」と説明を受けました。僕自身は今までのワイドリムではないリムで「剛性が足りない」と感じたことはありません。
しかし逆にワイドリムでないホイールを使用されている選手の中で、「剛性が足りない」と感じている選手は「ワイドリム」を使用するのがいいのではないかと感じます。

僕自身の考えですが、色々なメーカーがタイヤとホイールのワイド化が進んでいますが、ワイドの方が利点も大きいデータもあるみたいですが、タイヤのグリップ力を重視する方が重要だと考えます。
どんなレースでもコーナーは存在します。
タイヤの性能の影響で、コーナーごとに前を走る選手との距離が離れてしまい、そこで足を使う方がよっぽどロスだと思います。

またプロ選手がワイドリム・ワイドタイヤを使用しているのは事実ですが、各メーカーからサポートしてもらっている選手は、それらの商品を使用するしか選択がないとも考えることができます。
この先、ディスクブレーキ化になるのか?というような疑問と同じように、ホイールやタイヤ幅もどうなるかわかりません。

レースする際は最低同じ機材で走ることができればフェアーですし、自分にあった機材選びができると大きなアドバンテージになりますし、そんな機材探し、機材選びを僕自身は楽しんでいます。

また新たな発見を見つけた際には紹介しますので、楽しみにしてください。

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