自転車競技に限らず、他のどんなスポーツでも調子のいい時もあれば悪い時もでてくるかと思います。
どんな選手でも調子の波を最小限に抑えたいですし、選手個々が目標としているレースには最低限、自分自身の最高のパフォーマンスを持っていける選手が本当のプロ選手ではないかと思います。
僕自身もそんな選手になるため日々考えて日常生活やトレーニングに取り組んでいます。
自転車ロードレースの場合、トレーニングを行っていく中で「パワーメーター」を使い、自分のパフォーマンスの確認ができます。
しかし自転車競技は機材スポーツです。
日頃から体調管理を行い、選手自身の体調がいい状態であっても自転車ロードバイクのポジションがズレてしまっていることを理由に調子が崩れる場合もあります。
もっと最悪な場合は、膝や腰などを痛めることもあるのでポジションのズレには注意が必要です。
調子の波を安定させる目的や怪我の防止のために実際、
僕自身が月に1回は確認している箇所を紹介します。
ハンドルバーの角度です。
外でのトレーニングの際に、段差などでハンドルの角度が変わることがあります。知らない間にハンドルの角度は、ズレていることが多いです。
ホームセンターで購入可能な「角度計」を写真のように使うことによってハンドルの角度を確認します。
また「角度計」はハンドルの角度だけでなく個人の工夫次第でロードバイクの色々な箇所の角度を測ることができます。
「STI」(変速機)は直接ハンドルにマーキングしてズレていないか確認できます。
写真はシマノレーシング時代のものですが、トレーニング途中でもベストポジションを見つけた際には、マーキングします。「STI」は上から見た際の角度も重要で、まっすぐ・内向き・外向きで選手の好みが分かれるところです。
次はサドルの高さとサドルの角度です。写真は高さを測っている時の写真ですが、僕は同じサドルに対して印(ビニールテープ)をつけることにより同じサドルの位置で高さを測るようにしています。
理由はこの↓写真のようにサドルの前後位置が数センチでもズレると高さも数ミリのズレが出てしまうからです。
ハンドルの角度・STIの位置・STIの角度・サドルの高さ・サドルの角度
の5か所を僕は月に1回確認するようにしています。
実際にこの5か所の確認する際にかかる時間は5分以内です。
ハンドルの角度だけはバーテープが巻いていると測定しにくいので、ハンドルにマーキングするのもいいかと思います。
僕自身のやり方ですので参考程度にしてみてください。