日程 :2017/6/4
レース名 :ツールド熊野(第3ステージ)
カテゴリー:UCI2.2
距離 :10km×10LAPS
結果 :DNF
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「ツールド熊野」の最終ステージは「太地半島周回コース」で行われました。
チームはチームメイトの「ホセ・ビセンテ選手」が第2ステージ終了時点で個人総合トップでしたので、リーダーチームとして最終ステージを迎えました。
僕個人的にはコンディションも上がってきていることもあり、さらに数年前にはステージ3位に入った相性のいいコースです。
しかし、自転車ロードレースのステージレースでは、色々なステータスの高い「賞」が用意されていますが、その中でも1番ステータスの高い「賞」というのがチームメイトの「ホセ選手」の「個人総合時間賞」です。
最終ステージが終了した時点でも、「ホセ選手」が個人総合トップを守ることができるようにチームは「ホセ選手」以外の選手はアシストする必要があります。
「ツールド熊野」は各チーム6人出走です。しかしチームは最終ステージでは4人出走となってしまいました。
またステージレースで「個人総合時間賞」がチーム内にいるチームはリーダーチームとして走ります。
その際には、その「個人総合時間賞」を他のチームに奪われないような走りをしなければなりません。
通常は、総合順位に関係のない選手をメインのエスケープ(逃げ)集団を形成させ、「個人総合時間賞」を逆転されない時間差をキープしながらリーダーチームがメインとなりメイン集団を牽引します。そのようなやり方を行う理由は、「個人総合時間賞」を守る・キープできる確率が1番高いので行います。
「ホセ選手」以外の選手3人で集団を牽引するのは難しいと考えました。また2ステージ終了時点で2位以降の選手の差が僅差でした。チームはその僅差を利用しました。
総合上位の選手は、最低今の順位をキープすることを考えます。次に順位を上げることを考えます。順位を上げる際には攻撃(アタック)しなければなりません。
その攻撃を仕掛けた選手の中で総合順位が「ホセ選手」に近い選手は「ホセ選手」が自らチェックに入ります。総合順位に関係のない選手にエスケープ(逃げ集団)してもらいペースを落ち着かせることを考えてレースを進めました。
この日できたエスケープ集団にはチームメイトの「土井選手」が入り、メイン集団でも常に「ホセ選手」の側を走ることによってバイクトラブルになった際の対処も考えて走ります。僕自身はゴールまで20kmを切った時点でできるだけ、メイン集団が1列になるように力を使いこのステージを終えました。
結果、「ホセ選手」の順位をキープしたままレースを終えることができ、チームは最高の結果で「ツールド熊野」を終えることができました。応援ありがとうございました。
レースはまだまだこれからです。
引き続き応援よろしくお願いします!