自転車競技・自転車ロードレースでは、「立ち漕ぎ」のことを基本的に「ダンシング」と言います。
そんな「ダンシング」について
「数ヶ月前の記事」にもダンシング時に僕自身が意識していることを書きました。
そして最近では一般の方々と走る機会もあり、その際に「ダンシング」のやり方を教えてください。と、質問されることもあります。「数ヶ月前の記事」では僕の中で調子のいい時の「ダンシング」です。また調子のいい時というのは、「ダンシング」を行った際にも疲れにくかったり、よく出力(パワー)が出たり、感覚的なところではよく自転車が進む感覚まで得ることができます。
最近では気温が高く、暑くなってくると今までと感覚は異なりますし、また風邪や体調を崩してしまうことで、自分の中で理想的な身体の使い方ができていたのに忘れてしまうこともあります。
そうなった際にも、すぐに各選手、自分自身の中で元の調子に戻すやり方やトレーニング方法を見つけておく必要があるのではないかと僕は考えています。
そこで実際に僕自身が「ダンシング」を普段のトレーニング時に行った際に調子のいい時と比べて感覚がよくない時に、元の僕の中でのよく進む「ダンシング」に戻す際の方法を紹介します。
国道などではなかなか無いと思いますが、「激坂」を走ることです。
その「激坂」というのも、10人がその「激坂」を走る際には10人全員が「ダンシング」を行わないと上りきれないような「激坂」を走るだけです。
「激坂」というぐらいですので、自転車ロードバイクに対して自分の体の位置がずれると前輪が浮きそうになるぐらいの「激坂」が理想です。
僕自身の調子・身体の使い方が思い出すことのできる「激坂」は時間にして40秒ほどですがそこを反復することによって自分の中の理想の身体の使い方を思い出すことができます。
ほぼ全員が「ダンシング」を行う「激坂」で、何も意識せず自然に行う「ダンシング」が変な癖もなく、いいのではないでしょうか?このようなやり方は僕自身が行っているやり方ですので、興味のある選手は「激坂」を見つけて行ってみてください!