明日の開幕戦へ向けて今日は大移動してきました。
大阪から宇都宮までは、途中のサービスエリアなどで休憩を挟みながら約7時間ほどをかけて移動してきました。
そんな長時間の移動の敵は浮腫(むくみ)です。
長時間の、車や飛行機の移動では身体が浮腫んでしまいます。選手はそんな浮腫を嫌う選手が多いです。
僕個人的な理由は、普段から着ているレーシングウエアーやシューズが浮腫が理由で普段の感覚と大きく異なってしまうので、普段は痛みを感じないところも痛みを感じてしまったりするからです。
レース前日も自転車に乗ってトレーニング(調整)を行いますが、移動後にトレーニングを行うことがほとんどです。
移動で浮腫んだ身体をトレーニングして汗を流すことで、いつもの普段の感覚を取り戻すためです。
なのでレース前日は移動前と移動後でトレーニングを行う際では翌日のパフォーマンスは変わってくると思います。
移動後にトレーニングを行うことをお勧めしてきましたが、チーム内でも選手によってはレース前日の調整のやり方は様々です。中には前日に全く自転車に乗らないで翌日のレースで優勝した選手もいました。
自分の体調ややり方を見つける必要があります。
ここからは今日僕が実際に行ったレース前日のトレーニングです。
日没の時刻も迫っていたので、長時間の移動後にホテルにチェックインして30分後に外へチームメイト全員で約1時間トレーニングに出かけました。
またレース前日のトレーニング強度も「パワーメーター」を使い「TSS」で管理します。
今日の場合だと
*トレーニング時間:1時間〜2時間
*TSS:20〜50以内
このような数値にまとめたかったので、チームメイトとの1時間のトレーニング後に、
写真の「固定ローラー」に乗り足らない強度を補いました。
奥でピースしている「ホセ選手」真ん中の「佐野選手」と汗を流しました。
また「固定ローラー」はリアタイヤの消耗が激しいです。
レースホイール・タイヤは極力消耗させたくないためにトレーニングホイールやスペアホイールに後輪を交換し僕は乗るようにしています。
レース中のパンクは致命的です。
少しでもパンクのリスクを減らすことができるならと僕は行っています。
レース前日だからといって僕は特別なことは行いません。
中には特別なサプリメントを飲む選手や、以前は僕もレースだけのサプリメントも用意していた時もありましたが効果を実感することが僕はできなかったです。
そんなことよりは、今の自分の最高のパフォーマンスを出すことを考えましょう!