自転車ロードバイクのポジションを出して行く際に、ほとんどの場合がサドルの「高さ・前後位置」を決めていくことが多いです。
僕自身も毎年自転車を乗り換えます。そしてスペアバイクも用意されます。
僕の場合はトレーニングバイクとレースバイクは同じで、別にスペアバイクがあります。
選手やチームによってはトレーニングバイクとレースバイクが別々の選手やチームもあります。
そうなるとサドル周りやハンドル周りの他にも、1ミリ単位でズレのない全く同じポジションの自転車を完成させないといけません。
基本的にはチームのメカニックが選手全員のスケルトン(各ポジションの数値)を把握していますので1台は自分でポジションを出す必要がありますが、僕の場合は時間が無い時にはメカニックに任せますが、時間がある時には自分で調節します。
そんな今日は今週末からの「ツール・ド・とちぎ」に向けてスペアバイクのサドル周りのポジションをレースバイクと全く同じポジションにしました。
「こちらのブログ」では「サドルの高さ」をメジャーを使い説明しましたが、今日はこんな測定器を使います。
こちらの測定器は「ホビーレーサーの甲子園」と呼ばれている「ツール・ド・おきなわ」の市民210kmクラスで4勝している「高岡亮寛」選手が使われているのを見て直接聞き教えてもらった商品です。
この測定器を使うことで「サドルの高さ」を同じにします。
サドルの前後位置(後退幅)はこんな測定器を使います。
はじめに「BB」に測定器をセットします。
真上から見た写真がこちらです。
サドルの「セットバック距離」や「後退幅」とは
「BB」の中心からサドルの先端までの距離を言います。この測定器はスペアバイクを作る際や、一般レーサーではフレームを乗り換える時などに短時間で確実にサドル「後退幅」のポジションを出すことができます。
「サドルの高さ」や「後退幅」は測定する時に忘れてはいけないのが、常にサドルを水平にまたは、自分のサドル角度に調節しておく必要があります。サドルの角度でサドルのモデルによっては「サドルの高さ」「後退幅」がズレることがありますの注意が必要になります。
写真のような水平器を使用します。
僕自身はサドル全体に水平器をセットし写真のように測定しますので、サドルより大きい水平器を使用します。
35センチ〜40センチの水平器をお勧めします。
ムラテックKDS アルミレベル標準40 PRO SL-40N
以上が僕自身が実際に行っているサドルのポジションを出す時のやり方です。